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ソイカに移動して・・・
23時50分頃、ソイカに着いてティーラックに入店する。外のカウンター付近に***がいるけど、気付かないようなので店内に入ってトイレに行く。トイレから出て店内を一通り見て回って外に出ると、***はまだカウンター付近にいる。背後から近づくと周りにいたウエイトレス達が笑ったので***が振り返り、いきなり耳を引っ張られて空いているテーブル席に座らされる、何か悪いことしたか！？



「何？」
「昨日・・・」
「昨日何？」
「フン！」

横を向いてやる。

「何？」
「何で電話しない」
「したでしょ！？」
「遅い」
「何で！？」

ダメだ、話にならん、再び「フン！」と横を向いてやる。

「今度そうやったら家に帰るよ！」
「今度から来ないのなら電話してよ」
「何で？」
「心配だから」
「はっ！？何で心配！？あなたはレディがたくさんいるでしょ！？」
「いないよ」
「私がいなかったらレディをペイバーするでしょ！？」
「するよ」
「はっ！？」
「しないよ」
「嘘つき！」

怒っているように見えるけど機嫌はいい・・・。

「今日はどこに行ってたの？」
「マッサージ」
「どこ！？」
「スクンビット」

そう、確かにスクンビット、***はラチャダーやペッブリーのMPのことは知っているけど、プロンポン周辺に日本人向けのエロマッサージ店が存在することを知らない。いや、エロマッサージ自体を知らないかもしれない。以前、パラダイスマッサージの部屋で撮ったデジカメの画像を見られたけど、運よく嬢は写ってなく、部屋だけ見て、ちょっと高級なマッサージ店だと思ったようだった。

「今はどこに行ってたの？」
「ホテルにいたよ」
「本当？」
「本当」

ちょうどママが来て同じようなことを聞いてきたので同じように答えた。

「昨日はどこに行ったの？」
「ティーラックとキス」
「ママさん？」
「そう、ママさんと話して飲むだけ」
「レディでしょ！？」

まぁ太くて年増だけどレディには変わりない・・・。

「レディに言われたよ」
「何を？」
「あなた、ティーラックでレディに髪を引っ張られて顔を叩かれてたねって」
「本当！？」
「本当」
「後でキスに行くよ！」

キスに行って自分の存在を示すつもりなのか！？いつも思うけど、そんなことをするより、滞在中、夜だけは一緒にいて自由に行動させなければいいのに、極度の怠け者なのか、相変わらず変な女だ・・・。色々と話したかったけど席にはママ、マネージャー、オバさん2人、カクテルクラブのサモア人みたいな巨漢男・アンディ、さらに昨日話した12番まで来るので***とゆっくり話せない。

こんな展開だからホテルに帰って話そうとしても、眠かったり疲れたりしていて面倒になって「もういい」となってしまう。今日は早く帰りたいけど***はハイテンション、ドリンクが次から次に出てくる、みんなショットグラスだからすぐになくなる、ウイスキーやテキーラならいいけど、ワインやカクテルまでショットグラス、これは反則だ・・・まぁいい、最後の夜だ、もう少し付き合うことにしよう。

つづく

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