個人としてはまったくに信用していませんが、昨今のタイではインター
ネットバンキングの普及に伴って、仕入先への支払手段として小切手で
はなく銀行振込を利用する企業が増えて来ました。
さらには、小切手帳代の節約、当座預金からの引落し手数料(20バーツ
程度)を節約するという意味も十分に含まれてのことだと考えます。私の
感覚として言えば、小切手が6割、銀行振込が4割というところです。
企業における銀行振込の一般的な形式としては、支払日当日が到来して
振込み指示を発行するのではなく、支払日当日が到来する数日前の段階
で振込みの予約を行うのが普通です。
したがいまして、支払いを受ける企業、つまり入金される側から見れば
当日の朝8時30分には口座の中に確実にお金が存在しているという利点
があります。
それに対して、小切手の場合は厄介です。
まず、入金を受ける側が支払先の元まで小切手を受け取りに行き、受け
取った小切手を銀行に持ち込まなければなりません。ところが、銀行に
持ち込む時間という概念が極めて曲者であり、午後2時以降に持ち込ま
れた小切手は、その持ち込みが翌日扱いにされてしまいます。
例えば、午後1時に銀行に持ち込まれた小切手は、当日の午後3時以降
に決済処理が行われ、小切手が不渡りとならない限りは翌日の正午頃の
時間に受取人の口座に入金されます。
しかし、午後2時以降に持ち込まれた小切手は、翌日の受付に回されま
すので、口座に入金されるのは翌々日の正午頃となります。あるいは、
受け取った小切手が自社の取引銀行の小切手ではない場合や、他県の銀
行が発行する小切手であった場合は、口座に入金されるまでにそれ以上
の時間を要する場合があります。
この午後2時というデッドラインに関し、特に金払いの悪い企業の場合
には、あえて意識的に「小切手の受取時間は午後2時から午後5時まで」
というように債権者に明言し、小切手を午後2時までに銀行に持ち込ま
れないようにとの姑息な手法を用いることがあります。
もちろん、このことは企業の資金繰りに起因する要因なのでしょうが、
どう贔屓目に見てもお金のやりくりに難儀している自転車操業の企業で
ある、または1日でも多く自分の口座内に残高を残しておき(*1)、利息
を稼ぐという企業体質が透けて見えてしまいます(第4,266話 了)。
(*1)小切手が決済されるのは利息がゼロの当座預金からですが、当座
預金残高が小切手券面金額よりも少ない場合、不足分に関して普通預金
の残高から自動で移行するというシステムが存在します(*2)。多くの
企業では、少しでも利息が付くように当座預金の残高は最小限の金額に
しているのが普通です。
(*2)普通預金から当座預金への残高移行の手数料は、小切手の枚数に
関係なく、どの銀行でも1日あたり30バーツ程度です。
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Lew Archariya at
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撮影地:Sriracha Chonburi
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