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ナナプラザの１階に新しくできたナナ・メインステーション(NANA MAIN STATION)です。

すぐ目に入る巨大看板をはじめて見た時の感想は前回書きましたが、要するに、

「これからはナナプラザが夜遊びの中心だ！ソイカなんて時代遅れだ！」

という、バンコク夜遊び人に対して発信した2012年のメッセージかと思いました。


それは考えすぎでしたが、もしかしたら店としてはそういう意気込みなのかもしれないと思い、

（ソウカ、ソウカ、どれほどのものか見せてもらおうじゃないの）

入ってみると、ここは以前２つ店があったのを改装して１つにしたせいか、舞台も２つあります。

中は出来立てでピッカピカなので、思わずパタヤを連想しました。

店のコンセプトもバンコクのGOGOバーにはまずないもので（あるけど私が知らないだけかも知れませんが）、しいて言えばパタヤのノリでしょうか。

ステージ衣装の下はノーパソです。

そんなのは珍しくないですが、違うのは下から風が吹き上がるようになっていて、マリリン・モンローのあの地下鉄送風口スカートのシーンが、しかもノーパソで再現されるようになっていること。

考えすぎかもしれませんが、「メインステーション」（中央駅）というのはBTSの駅ではなく地下鉄の駅という切り口なのかもしれないです。


24時頃入ったら、日が悪かったのか閑散としていて、２つある舞台のうち１つしか稼働していません。客もファランが一人だけ。

舞台では健康的に日焼けした、いかにも年増のマリリン・モンローが３人、ねっとりと踊っていました。

踊りながら、本物のマリリン・モンローなら決して見せないところを、頼みもしないのに見せつけてくれました。

見せつけながらニタリとして、

（あんたなら、どんないたずらをしてもいいわよ）

と言いたげでした。

（私が勝手にそう思っただけです）


パタヤの、あの開放的な地形と風水がもたらす解放的な雰囲気なら私もやるときはやりますが、ここはコー・トー・モー（バンコク都）。地下鉄で降りる駅を間違えたような気がしてきたので、１杯飲んで退散しました。

バンコクにいながらにしてパタヤのノリを求める人にはピッタリの店かもしれません。


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