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Y氏、21歳バービア嬢と別れて・・・
22時15分頃、D2ホテルの敷地を横切ってFOXY LADYに向かう。



「ダーリン、何か飲みたい？」
「サンミゲルライト」
「1ドリンクだけよ」
「何で？」
「飲むと寝るでしょ？」
「そうだね・・・」
「市場にも行くんでしょ？」
「行くよ」

FOXY LADYに着いて入店する前にタバコを一服、****は「トイレに行く」と言って先に店内に入っていったのでタバコを吸い終えて入店、1杯だけなのでステージのかぶりつき席に座る。時間帯がいいのか、ステージのダンサーは5人、待機中は7、8人くらい、可愛い感じのダンサーもいる。ウエイトレスが来たのでサンミゲルライトをオーダー、ステージのダンサーを見ていたら****が来て隣に座る。

「ダーリン、楽しい？」
「楽しいよ」
「行く？」
「いいよ」

サンミゲルライトを半分飲んだところでチェックビン、すぐにママが来たのでペイバー代、ショート料金と合わせて支払い店を出た。店の前からトゥクトゥクに乗車、そのまま市場に行くのかと思ったら、****は運転手に「ターペー、ソイハー」と言い、トゥクトゥクはホテルに向かう・・・。で、ホテルに着いて、ナイトバザールで買った財布を部屋に置き、****のバイクに乗ってホテルを出た。



「ダーリン、楽しそうじゃない」
「明後日日本に帰るから寂しい」
「明日？」
「明後日」
「また来る？」
「来るよ」
「来なかったらボクシングよ！」
「ボクシング？」
「そう、私が日本に行ってボクシングよ！」
「絶対に来るよ」
「いつ？」
「（いつと聞かれると困る）メッセージ送るよ」
「メッセージは毎日よ！」
「ああ・・・」

何でこんな展開になったのだろうか、****は本当にそう思っているのだろうか・・・再会することを期待していない、本当に再会できるとは思っていない、5日間だけの客だと思っているようにも感じる。そう考えると急に寂しくなった。バイクはチャンモイ通りを通ってワローロット市場に到着、ココに来るのは2回目、FOXY LADYのゴーゴーガールと来て洋服数点を買った時のことを思い出した。



市場は閉まっているけど多くの露店が営業している。



最初に立ち寄ったのはブラ屋・・・。



「ダーリン、どれが好き？」
「・・・」
「これは？」
「いいね」
「これは？」
「ここは恥ずかしい」
「大丈夫よ！」

90Bのブラ1点を購入・・・安い、次にバッグ1点を290Bで購入、これまた安い、ワローロット市場は約500の店が入っているチェンマイ最大の市場、ナイトバザールで高い物を買うより、昼間にココに来て買ったほうがいいかもしれない。夜はタイ人ばかり、ローカルな雰囲気の中、****と腕を組んで歩いていることに感動さえ覚えた。買い物の後、再びバイクでホテルに向かう。

つづく

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