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もう、５年くらい前だろうか。。。

タイ在住者としてテレビ出演した際に、”祈り”に関してのレポーター役だった。

タイには至る所に祠がある。



形は色々とある。



場所によっては、大木だったりするのだ。



祈りに来た人は、色々な物を残して行く。



個人的には、全く興味は無かったが、その出演によって、これが何かというものを少し学んだ。

タイは仏教国なので、ついつい宗教的な物であると感じてしまうのだが、全くではないが少しだけ切り離されたものであると、その時に知ったのだ。

タイ語で”ピー”と言えば”幽霊”と考えがちであるが”精霊”の意味も持つのだ。



祠は、家や土地を守る精霊や神霊を祀った物なのだ。

よって、土地に一ヶ所存在するのが通常である。

場所によってはビルの屋上だったりする事もある。

日本でも、お地蔵さんがあったりするが、それに少しだけ近いのかもしれない。

旅を守ってくれたり、今日一日の生活を守ってくれたり。。。

その為に、手を合わせるのだ。

さて！
ボーリングをしている時に、Ｊちゃんが俺に、明日の日曜日は暇か？
そう聞くので、掃除洗濯位しか用事は無いと言うと、明日の昼近くに店へ行きたいので少し助けて欲しいと言うのだ。

翌日の日曜日の、朝１０時に迎えに行くと、近くの市場へと案内されて俺は、車を運転した。

俺は、車内で待っていると荷物が重いと言うので、置いている場所まで車を走らせた。

荷物は、ココナッツが２０個だった。



それを、店の敷地内の祠の前で、一個一個を包丁で口を開けて、ストローを差し込み始めた。



そして、壇に全てを乗せて祈り始めたのだ。

ココナッツ１個は、結構な重量で、それが２０個とはね。。。
助けてくれの意味も判るが、いったい何を祈っているのか？

祈りまでの準備と、祈り終わるまでは、結構な時間を要したので、昼食へ向かった。



駐車場も広いし、楽だったので。。。



本当は、ラーメンにしようか迷ったが、飯にする事にした。



俺が、あまりにもサーモンの事を言うので、今回はこんな刺身。



俺は、親子丼。



色々な、おかずを頼んで突っ突き合い。

食後に、再び祠に戻る。



壇上のココナッツを、全ておろして一個一個を袋に詰めて、殆どは駐車場係が居る小屋へと運び、数個だけ持ち帰る。

何を祈ったかを聞くと。。。

来週は連休もあるので、田舎得帰るからだと言う。

今週は、更にお寺へも行くと言う。

なるほど。
納得。

俺には出来たとしても心の中だけだなぁ。。。

そう思った日でありました。

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