先週2月21日(木)~24(日)の四日間、
サイアムカントリークラブ(OLDコース)にて
米女子プロゴルフツアーの
ホンダLPGAタイランド2013が開催された。2006年から
開催されているというから早や8年目を迎える大会であるが、近場に住んでいるのに
僕はこれまで一度も見に行ったことがない。周りにゴルフをやる友達もいないし、嫁を
誘っても全く興味はないし、そもそも日本時代にゴルフ中継の仕事に携っていた頃の
苦い記憶たちを呼び起こしそうで、喜び勇んで見に行きたいとまでは思えなかったのだ。
が、今年はゴルフ好きの知人がちょうど開催時にパタヤに遊びに来るというので誘われ、
ついにタイでのゴルフ初観戦とあいなった。
観戦したのは大会初日の木曜日。早朝8時にパタヤを出発してバイクで30分程、サイアム
カントリーの敷地内に到着すると臨時駐車場にバイクを停めて~無料送迎車にて会場へ。
300バーツ(初日料金)で入場カードを購入。周りの観戦者たちはと言えば詰め掛けた
数多くの日本人に続いて欧米人、そしてタイ人という割合。毎年観戦に来ているであろう
常連さんらしき人々の流れに従い、会場内の各イベントブースにてアンケートを記入し、、
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日本人の出場選手は宮里藍(2010年大会優勝)、上原彩子、上田桃子、宮里美香、
諸見里しのぶ、比嘉真美子の6名。先ずは1番ホール(ティーショット)を数組見た後、
13組の上田桃子、上原彩子、A.ムニョスについて回ることにした。僕は小中学生の時に
親父に連れられ初めてゴルフ観戦を経験、その後も何度か連れられ行ったことがあるが、
ただその時の記憶はと言えばジャンボ尾崎が威風堂々とタバコをプカプカ吹かせながら
プレーする姿(強烈な印象)と歩いてついて回るのがとにかく辛かったということだけだ。
そして20代、今度は仕事でゴルフに関わることになるのだが、その時も全く関心すらなく
親父たちのやるスポーツだと勝手に決めつけていた当時の僕にとってゴルフはただただ
仕事以外の何ものでもなかった・・(ホロ苦)。
それからタイに来て誘われ何となく始めたゴルフ。最近では自分自身歳をとっていくにつれ
ゴルフとビリヤードだけは死ぬまで続けられる、いや続けていきたいと思えるスポーツ(趣味)
になりつつある。程ほどの運動と頭を使うところ、その日の体調にも左右されるし精神力だとか
適度に味わえる緊張感もたまらない。そしてコースも様々で飽きないし、突き詰めれば奥は深い。
とか何とか話が逸れてしまったが、今やすっかりゴルフの楽しみを覚えてしまった僕にとって、
久々の生観戦は至極新鮮なものであった。
特にサイアムカントリーは何度もプレーしているコースなので、プロがどういう攻め方をするのか
実際生で見ると非常に参考になる。アプローチ、パターの正確さに「さすがプロだ・・」と感心し、
自分には出来ないスピンショットに感嘆の声をあげる。上田、上原組の前半9ホールを見た後は、
最終24組の宮里藍、ヤニ・ツェン、S.ぺターセンについて回る。最終組だけあって結構な人だかり、
生の印象はペターセンはデカイし、ヤニツェンは肩幅いかついし屈強なトムボーイみたいで男前、
そして恐ろしいほどの飛ばし屋だ。そんな男勝りな選手たちと一緒にプレーする小柄な日本人を
見ると思わず「藍ちゃん!」と応援の一声をかけたくなるのも当然である。
ゆったりとした独特のスイングとプレーのリズム、決め細やかなアプローチはグリーン上で
ナチュラルなラインを描きピンに吸い寄せられる。そして、パターから放たれたボールは
余分な回転を感じさせないきれいな順回転でグリーン上を滑らかに転がっていく。見ていて
思わずはっとため息をつきたくなるほど美しい球筋とでもいうのか。そんな繊細な球筋と
周りを取り込むような存在感というか空気感はさすが世界の藍ちゃんという感じであった。
そして、まずまずの初日スタートを切った藍ちゃんだったが、結局、最終結果は21位タイ。
で、面白ければ二日目以降も観戦しに行こうかな・・なんて思っていた僕だったが、やはり
30度オーバーの炎天下で一日中歩いてついて回るのはプレーする以上に体力を消耗するし、
一日が限界、満足満腹。(全日観戦する人はよっぽどのゴルフ好きだろう)
ま、とは言え、また来年も機会があれば見に行きたいと思うタイゴルフ初観戦であった。
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【GDOニュース】―ホンダLPGAタイランド2013 最終結果→
【ゴルフ写真館】―ホンダLPGAタイランド2013(サイアムカントリー/OLDコース)■オマケ動画(上田桃子選手のティーショット) ※グダグダ日記を読んで「フムフム」と思った人はヨロピクリック!!